1. 減速機の定義
GEARを利用して回転数を変える変速機で、モーターの回転速度を減速させると同時に、トルクを増幅させる役割を果たす機構です。
2. DKM減速機の特徴
小型ながら伝達能力が高いです。
減速比が一定しています。
耐久性に優れています。
減速比を幅広く選択できます。
減速比が一定しています。
耐久性に優れています。
減速比を幅広く選択できます。
3. DKM減速機の種類
⑴外形(設置角度)の大きさにより
Frame Size □60mm Gearhead
Frame Size □70mm Gearhead
Frame Size □80mm Gearhead
Frame Size □90mm Gearhead
Frame Size □70mm Gearhead
Frame Size □80mm Gearhead
Frame Size □90mm Gearhead
⑵交差軸の方向により
1) 平行軸減速機 (Parallel Gearhead)
平行軸減速機は、小型ギヤードモーターで、最も一般的に使われている機構で、当社では平歯車(Spur Gear)とはすば歯車(Helical Gear)を使用しています。特にはすば歯車は、低騒音化と高強度化に着目して採用されました。騒音に最も大きな影響を与える部分は、高速回転するモーター軸に直接噛み合う部分であり、当社はその部分に精密に加工されたはすば歯車を適用し、低騒音化を実現しました。

2) 直交軸減速機 (Worm Gearhead)
直交軸減速機は、スペースが限られた場所に効率よく設置できるという利点があり、カップリングや動力伝達機構を減らすことができるため、コスト削減を実現できます。当社の製品は、出力軸の形状や最大許容トルクにより、中実軸(120Wモーターまで搭載)と中空軸(60W~200Wモーター搭載)の2種類を用意しています。

4. 減速機の伝達効率
1) 平行軸減速機の伝達効率

2) 直交軸減速機の伝達効率

5. 減速機の最大許容トルク
減速機の出力トルクは、減速比が大きくなるとそれに比例して大きくなりますが、歯車の材質やその他の条件により、減速機にかかる負荷トルクの大きさがある減速比以上になると、限界に達します。このときのトルクを最大許容トルクといいます。次の図は、DKM減速機の減速比によるトルクを示すグラフです。

6. 減速機の寿命とサービスファクター
減速機の寿命は、負荷の大きさと使用方法によって決まります。負荷の種類によって次の表のようにサービスファクターを決め、この値によって減速機の寿命が変わります。サービスファクターとは、一般的な交流電動機の係数で、指定された使用条件での平均寿命をサービスファクターで割ると、減速機の寿命を求めることができます。例えば、一般的な負荷で1日8時間、片方向の連続運転をする場合、サービスファクターは1.0になりますので、減速機を最大許容トルクと規定温度(減速機ケースの温度50℃以下)内で使用すれば、平均寿命がそのままその減速機の寿命となります。しかし、Ball Bearing Typeの減速機を1日24時間運転する場合には、サービスファクターは1.5となり、寿命は平均寿命の1/1.5に減少します。従って、サービスファクターを考慮し、モーターと減速機を選定する時に、最大許容トルクが十分に大きいモデルを選ぶことをお勧めします。

7. オーバーハング荷重とスラスト荷重
1) 減速機の出力軸での伝達機構であるチェーン、歯車、ベルトなどを使用する場合は、次の図のように減速機の出力軸に対して直角方向にオーバーハング荷重がかかります。減速機の軸方向に加わる荷重をスラスト荷重といいます。

2) オーバーハング荷重とスラスト荷重は、減速機のベアリングに直接負荷として作用し、減速機の寿命に影響を与えます。オーバーハング荷重は、以下の式で求めることができます。

3) 算出した使用オーバーハングまたはスラスト荷重値が下記の許容値を超えると、軸の耐久性が著しく低下し、破損したり、出力軸が回転するおそれがあるなど、繰り返し荷重による疲労破損を招きますのでご注意ください。

4) 使用オーバーハング荷重値が上記許容値を超える場合は、下図のようにオーバーハング荷重に耐えられる構造で設置してください。

5) また、出力軸に直接負荷を接続して使用する場合は、偏心荷重を考慮し、減速機に近い位置に負荷を取付けてください。
6) 伝達機構にヘリカルギア、ウォームギアなどを使用する場合は、オーバーハング荷重と同時にスラスト荷重の許容値を超えないように注意してください。
8. 減速機のバックラッシュノイズ
1) 減速機の駆動騒音値
減速機のバックラッシュノイズは、騒音値で表示することができます。当社製品の各モデルの騒音値は以下の通りです。

参考
i) 騒音値は、減速機側から1mの距離を置いて測定した値です。
ii) dBはdecibel(デシベル)の略で、音の相対的な大きさを表す単位です。
Iii) 騒音Levelの基準(参考値)
i) 騒音値は、減速機側から1mの距離を置いて測定した値です。
ii) dBはdecibel(デシベル)の略で、音の相対的な大きさを表す単位です。
Iii) 騒音Levelの基準(参考値)
20dB --- 葉っぱが揺れる音
30dB --- 深夜の郊外
40dB --- 静かな公園
50dB --- 静かなオフィス
30dB --- 深夜の郊外
40dB --- 静かな公園
50dB --- 静かなオフィス
2) 減速機の騒音に関する確認事項
(1) 無負荷時の騒音
減速機のバックラッシュノイズは、負荷状況によって異なります。例えば、無負荷の場合、回転時に歯車が跳ね返り、連続的に歯車が衝突して回転する現象により振動が発生し、騒音が発生します。この騒音は、摩擦負荷をかけることで抑制することができます。
減速機のバックラッシュノイズは、負荷状況によって異なります。例えば、無負荷の場合、回転時に歯車が跳ね返り、連続的に歯車が衝突して回転する現象により振動が発生し、騒音が発生します。この騒音は、摩擦負荷をかけることで抑制することができます。
(2) 負荷と固定時の騒音
取付面の固定状態が悪い場合、力の偏心により振動が発生し、騒音が発生することがあります。荷重の状態や取付面での固定方法などを確認してください。
取付面の固定状態が悪い場合、力の偏心により振動が発生し、騒音が発生することがあります。荷重の状態や取付面での固定方法などを確認してください。
(3) 歯車の損傷音
減速機をモーターに取り付ける際、組立面をよく合わせ、歯切れの形状に合わせて減速機をそっと回しながら取り付けなければなりません。このように取り付けなかった場合、または組立時に過負荷などにより内部の歯車に損傷が発生した場合は、モーター回転時に異音が発生します。減速機を組み立てる際は、歯車に損傷を与えないように注意して取り扱ってください。
減速機をモーターに取り付ける際、組立面をよく合わせ、歯切れの形状に合わせて減速機をそっと回しながら取り付けなければなりません。このように取り付けなかった場合、または組立時に過負荷などにより内部の歯車に損傷が発生した場合は、モーター回転時に異音が発生します。減速機を組み立てる際は、歯車に損傷を与えないように注意して取り扱ってください。
9. モーターと減速機の組立方法
モーターと減速機を図のようにモーターと減速機のラベルが同じ方向に組み合わせられるように組立面を合わせ、減速機をそっと回しながら組み立ててください。この時、モーターシャフトに無理な力を加えたり、減速機内部のギヤにモーターシャフトが当たったりすると、ギヤの損傷による異音が発生し、寿命が低下しますので、特に注意してください。
減速機の付属品である取付用ボルトを使用してモーターに減速機を取り付けます。このとき、モーターと減速機の組立面に隙間が生じないように注意してください。図のように、ボルトは一定の単一方向の順番ではなく、斜め方向の順番で締結してください。
減速機の付属品である取付用ボルトを使用してモーターに減速機を取り付けます。このとき、モーターと減速機の組立面に隙間が生じないように注意してください。図のように、ボルトは一定の単一方向の順番ではなく、斜め方向の順番で締結してください。

